想像を超えた警備の奥深さ
私の警備のキャリアは、友人からの「人が足りないからお願いできないか」という誘いがきっかけでした。正直、警備という仕事に全く興味もなく、街中で見かけるのは男性ばかりだったのですが、「短期間だけ」という、軽い気持ちで飛び込みました。しかし、実際に始めてみると、機械の操作や防災盤の知識など、覚えることがたくさんあり、想像以上に奥深い仕事だと実感しました。最初の現場は渋谷のオフィスビルで、巡回と入退室管理を担当していました。女性が少ない業界ですが、女子トイレの巡回など、女性だからこそ必要な業務があるんです。
警備の仕事で一番印象に残っているのは、緊急時に人命救助に携われた経験です。倒れている方がいるという通報を受け、意識がなかったためすぐにAEDを使って対応しました。これは警備員として講習を受けているからこそできることで、いざという時に動けるのは大きなやりがいです。