24時間警備の覚悟とプライド
高校を卒業して以来、私はこの警備業界一筋で歩んできました。先輩から仕事の話を聞き、「話すのが苦にならない自分には合っているかもしれない」と感じたのがこの道を選んだきっかけです。最初はデパートの警備からスタートし、その後いくつかの現場を経て、今の有楽町のビルに落ち着きました。お客様との触れ合いの中で「ありがとう」という言葉をいただく瞬間は、何よりも嬉しいですね。達成感とともにこの仕事を選んで良かったと心から思います。もちろん、時にはクレームをいただくこともありますが、それは仕事の当たり前だと自覚し、常に真摯に向き合っています。
24時間勤務の施設警備は決して楽なだけではありません。特に夜間は一人勤務になることもあり、気が張ってなかなか寝付けない日もあります。時計の音にも敏感に反応してしまうほど、常に何か異常がないかと神経を集中させています。それでも、何もない「当たり前」を維持することが私たちの使命。それが、お客様の安心に繋がることを知っているからこそ、日々目配り、気配りを欠かしません。